◆魚の目(鶏眼)について◆
今回は歩くと痛い魚の目についてご説明したいと思います🦶
魚の目(うおのめ)は、医学用語では「鶏眼(けいがん)」と呼ばれます。足の裏や指など、骨と地面、または骨と骨に挟まれた皮膚が、繰り返し物理的な刺激(圧迫や摩擦)を受けることで、皮膚の角質層が異常に厚く硬くなり、中心に硬い芯ができて皮膚の奥にめり込んでいく状態を指します。この芯が神経のある部分まで到達すると、歩いたり押したりしたときに強い痛みを感じるようになります。
【魚の目の原因】
不適切な靴: サイズの合わない靴(小さすぎる、大きすぎる)、ハイヒール、先の細い靴などは、特定の場所に過剰な圧迫や摩擦を与え、魚の目の原因となります。
足の構造や歩行の異常: 扁平足や外反母趾などの足の構造的な問題、または歩き方の癖などによって、特定の部位に負担が集中しやすくなります。
長時間の歩行や立ち仕事: 足に継続的な負担がかかることで、魚の目ができることがあります。
遺伝的要因: 皮膚の角質化が家族歴や遺伝によって影響されることもあります。
【魚の目の症状】
・皮膚の一部が硬く厚くなる。
・中心に半透明で硬い芯ができる。
・押したり、歩いたりすると強い痛みを感じる。
・初期には痛みがないこともありますが、進行すると痛みが増します。
・魚の目とタコ(胼胝:べんち)の違い
・魚の目とよく似たものに「タコ」があります。どちらも皮膚の角質が厚くなったものですが、以下の点で異なります。
・魚の目(鶏眼): 中心に硬い芯があり、それが皮膚の奥に食い込むため、押すと痛みを伴います。
・タコ(胼胝): 芯がなく、皮膚の表面が広範囲に厚く硬くなります。痛みを感じることは少ないですが、強く圧迫されると痛みが生じることもあります。
・魚の目の治療と予防
・魚の目は放置すると痛みが増し、歩行にも影響を及ぼすことがあります。自己判断で削りすぎたり、不適切な処置をしたりすると悪化したり、感染したりするリスクがあるため、症状が気になる場合は皮膚科を受診することが重要です。
【医療機関での治療】
角質除去: メスや専用の器具で厚くなった角質や芯を削り取ります。
薬物療法: 角質を柔らかくする薬剤(サリチル酸など)を貼付して、角質を取り除きやすくします。
液体窒素療法: 魚の目やイボの治療に用いられることがありますが、魚の目の場合は芯が深く、複数回かかることがあります。
レーザー治療: 重症の場合や再発を繰り返す場合に検討されることがあります。
【自分でできる対処法・予防法】
・靴の見直し: 自分の足に合った、ゆったりとした靴を選ぶことが最も重要です。ハイヒールや先の細い靴は避けましょう。
・インソールの活用: 足の特定の部位への圧力を軽減するクッション性のあるインソールを使用する。
・足のケア: 足を清潔に保ち、保湿を心がける。硬くなった角質は、お風呂で柔らかくしてから軽石などで優しく削ることもできますが、削りすぎに注意が必要です。
・保護パッドの利用: 痛む部分に保護パッドを貼って、圧迫や摩擦から保護する。
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